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基本読書

基本的に読書のこととか書く日記ブログです。

天才が天才について描いた映画監督漫画──『映画大好きポンポさん』

www.pixiv.net 傑作である。非常にシンプルで洗練された作品であり、何よりも"フリーで"公開されている漫画作品なので、(あと僕にあまり漫画を語るスキルがないし)長々と紹介するのはやめておこう。一度でも読み始めたら最後、最初の一コマから最後の一コマ…

日本を舞台にした妖怪大戦争アメコミ『Wayward 1: String Theory』

「漫画とアメコミが融合してる!」日本を舞台にアイルランドの少女が妖怪と戦うアメコミ『ウェイワード』に対する海外の反応 : すらるど - 海外の反応sow.blog.jp ↑ここで紹介されていたのを読んでなんとなく注文してみたのだけど、面白い。上記の記事は海外…

SFまで10000光年 by 水玉螢之丞

SFまで10000光年作者: 水玉螢之丞出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2015/07/23メディア: 単行本この商品を含むブログ (4件) を見る絵と手書き文字で彩られたページはいつも独特な雰囲気を漂わせ、当たり前のようにそこにあったのでこの先もずっとあるものだ…

PIECES Gem〈01〉攻殻機動隊データ+α by 士郎正宗

PIECES Gem〈01〉攻殻機動隊データ+α作者: 士郎正宗出版社/メーカー: 青心社発売日: 2014/11メディア: 単行本この商品を含むブログ (3件) を見る元からの攻殻機動隊(漫画)のファン、というか士郎正宗ファンは当然買っているだろうし、アニメ版、最近だとAR…

荒木飛呂彦の漫画術 (集英社新書) by 荒木飛呂彦

漫画家荒木飛呂彦による漫画術。どういう意図でタイトルをつけて、情報を与えることを意図して一コマ目を設定し、ページの割り振りを決定し、情報量をコントロールして展開していくのかを自作を使って解説しくれるめちゃくちゃ贅沢な本だ。これはあれかな、…

クジラの子らは砂上に歌う by 梅田阿比

砂がすべてを覆い尽くす世界、そこにぽつんと浮かび漂流を続ける船”泥クジラ”。その泥クジラには500名ほどの共同体で、サイミアと呼ばれる一種のサイコキネシス能力を持った短命の人々と、サイミアこそ持たないものの寿命が長く組織の運営にあたる人々が…

グッデイ (ビームコミックス) by 須藤真澄

我々は今のところ将来的に全員死ぬ。小学校入学より確実に死ぬのだから、みんな準備しておけばよく、なぜそれじゃあこの世界では死別がとても悲しいものかのように描かれるのだろうと不思議に思うところだ。しかしそれはいつ死ぬかはほとんどの場合、当人に…

ドミトリーともきんす by 高野文子

日本では屈指の知名度と実績を誇る4人の科学者───朝永振一郎、牧野富太郎、中谷宇吉郎、湯川秀樹がそれぞれみんな大学生で、ドミトリーともきんすという寮に住んでいるという架空の設定で、それぞれの生活や、後に彼らが書く本の片鱗を伺わせるようなエピソ…

キヌ六 by 野村亮馬

『ベントラー・ベントラー』で名前を知った野村亮馬さんの新作。架空の歴史をたどった2001年が舞台でサイボーグ達が身体をバラバラに、ブチブチ引きちぎりながら殺しあうアクション漫画が『キヌ六』だ。基本このブログでは5巻以内に完結する漫画をメイ…

一人星雲賞 【コミック編】

一人星雲賞とは何か。いやそもそも星雲賞の説明からしたほうがいいだろう。 星雲賞とは公式サイト2014年 第45回星雲賞から引用すると下記の通りのものである。 星雲賞は、日本のSF及び周辺ジャンルのアワードとしては最も長い歴史を誇るSF賞です。 星雲…

GANTZ by 奥浩哉

エロにグロ。とても勝てそうにない強大な敵にかっちょいい武器、武道。デカい敵もいれば小さくて多い敵もいる。だがだれもかれもみな強く、圧倒的な力を持っていて、主人公たちはあまりに非力だ。でも知恵やチームワーク、覚悟を決めてその強敵に挑みかかっ…

星のポン子と豆腐屋れい子 (アフタヌーンKC) by トニーたけざき

一巻完結物の漫画としては非常によくまとまっているお話で絵的にも大満足な一冊。静と動、爽やかさとエグさへの運動が激しく、それでいてとても表現的に丁寧に積み上げていくので楽しい一冊。 ジャンルとしてはSFになるのだろう。セールスウーマンを名乗る可…

たぶん惑星(REXコミックス) by 粟岳高弘

表紙に描かれた海と空、そして潔いスク水の清々しさに惹かれただけで、全く何の期待もせずに読み始めたらこれがまためっぽう面白かった。『たぶん惑星』は粟岳高弘による漫画作品(Wikipedia的な始まり方だな)。同人作品がたくさんKindleストアにあがってい…

あかねこの悪魔 by 竹本泉

ゆるゆる。ほのぼの。読書好きが図書館に入り浸って本の世界に入り込んで本浸りのシリーズ。とても心地よい。 六巻で完結。なんと第45回星雲賞候補参考作。かといってばりばりのSFかといえばそんなこともなく、ごくごくゆる〜いファンタジーというのが実態。…

ハックス! by 今井哲也

このブログでは10巻以内の漫画、できれば5巻以内に完結している漫画を対象にしてレビューを書いているが(なぜならそれぐらいにまとまっている漫画が好きだからだ)この『ハックス!』は4巻なので個人的にベストなまとまりぐあい。のちに『ぼくらのよあ…

作家を救う電子書籍という活路『ナナのリテラシー』 by 鈴木みそ

電子書籍漫画。背景真っ白、もしくは線だらけ。顔ドアップの連続でコスト削減極まりない。電子書籍出版で鈴木みそさんの実体験をベースにした漫画でさくさくと話を展開させていくので普通のストーリー漫画と同じ軸で評価するものでもない。まず本書では現状…

世界はたくさんのみんなでできているんだよ『成恵の世界』 by 丸川トモヒロ

1999年から連載が始まり、2013年2月号でついに連載が完了した。全13巻である。ぎりぎりになってしまったが、完結年に紹介できてよかった。素晴らしい青春SF活劇コメディであり、13年の時の流れを経て、なお古びれることのない傑作漫画だった…

アステロイド・マイナーズ by あさりよしとお

タイトルに入っているとおりに(マイナーズ)、かなりマイナな漫画作品である。あんまり売れない、というよりかは異星人とのコンタクトでもなく、派手な戦争があるわけでもなく、地味〜に小惑星で資源を掘ったり生活をしている人たちの鬱屈を短編形式で書い…

山賊ダイアリー

休日の午前中、なんとなくコーヒーでも飲みながらこれからの活動に備えてまったり漫画でも読もうかと思ってKindleで『山賊ダイアリー』を購入。*1こうやって即座に買って読み始められるのは読み手にとっては素晴らしい。衝動買いが増えて本代がかさむけれど…

ぼくらのよあけ

すごすぎる。傑作だ。不時着した地球外生命体と、小学生たちがコンタクトをとり、秘密を持ち、宇宙に返してやる。最も簡単なあらすじはこのように一行で表現できるものであるし、これだけ聞けばありふれた筋であると言える。しかし、筋の新規さ=話の面白さ…

『よつばと!』おもしろいなああー

※普通にネタバレがあります。眠い頭で書いているので変なこといってても気にしないで。『よつばと!』10巻読みました。今回も最高に面白い。『バクマン。』では、何て事のない日常を面白く描けたらそれが最強だみたいな話がありましたが(うろ覚え、バクマン…

地球を所有する為にはどうしたらいいか──惑星のさみだれ完結!!

※思いつくままに書いているのでナチュラルにネタバレありまくり惑星を砕く者の物語、これにておしまい。読み終わって、まったくまとまらないまま一応書いておきましょう。十巻、最終決戦、別れ、そして長いエピローグ。最初から綿密に計算されつくしたような…

乱と灰色の世界

『群青学舎』などを書いてきた入江亜季せんせーの現在の連載作『乱と灰色の世界』の二巻が発売されました。*漫画です。靴を履くとガキンチョから超美人な大人の女に成長する(幅広いニーズに応えた)魔女っ子が主人公? ついでに家族もみんな魔法使いで、お…

宇宙兄弟を読んで夢が破れても前に進む勇気を貰う。

五巻まで読んでましたけどつい最近六巻から最新刊まで一気読み。これはやっぱりなんというかべらぼうに面白い。宇宙飛行士になるという夢を持った兄弟の物語です。兄弟のうち弟は夢に一直線に進んでいきすでに宇宙飛行士に。会社に勤めていた兄はリストラさ…

ヒストリエを読んで歴史が好きだった昔を思い出した

寄生獣などの名作を送りだした岩明 均さんの現在連載作品、『ヒストリエ』を昨日寝る前に読んだのですけどめちゃくちゃ面白くて、結局最後まで読んでからでないと眠れませんでした。 以下略

フィクションだとわかっていても憧れてしまうほど素晴らしい──乙嫁語り2巻感想

フィクションの方が現実よりいいし! 19世紀の草原地帯、シルクロードに生きる遊牧民、そんなところに嫁いで行った、乙嫁の物語の第二巻が発売されました。ちなみに乙嫁とはあとがきによると「若いお嫁さん」「美しいお嫁さん」という意味だとか。相変わらず…

「非日常」を奇跡的に生き延びてきた英雄と、「日常」を生き延びるすべを知っている比呂美が出会った時に、何かが起きる!──アイアムアヒーロー 3巻

アイアムアヒーロー三巻が発売されました。一人の弱気で鬱々とした男が、ヒーローになっていく物語だと思われます。一巻と二巻の感想はこっちに書いています。現実も怖いけど、非現実にもパンチ力があるし……──アイアムアヒーロー - 基本読書 いやーそれにし…

鬼かっけぇ──BLAME!

漫画です。ちなみにid:daen0_0 さんにお借り&オススメされました。妙にそそる廃墟で高層な建築物と、無敵主人公が織りなすアクション場面が最高でした。今までdaenさんにはいくつかオススメされてきましたけれども、これを読んでいたらdaenさんの好みの傾向…

惑星のさみだれ9巻

本日惑星のさみだれ9巻が発売されました。いやーやっぱり面白いです。次の10巻で完結ということで、物語はもう終盤も終盤、地球を砕こうとするアニムスと、地球を砕こうとするアニムスを倒して自分で地球を砕こうとする夕日とさみだれのコンビという、なんだ…

げーせんで働いているけど何か質問ある?──げーせん

よく2ちゃんねるなんかに立てられるスレで、「〜〜で働いているけど質問ある?」系のがありますよな。わたし、アレが好きでどんな職種だろうが見つけるたびに読んでしまいます。いつも使っている施設や、サービスの裏側がどうなっているのかっていうのを知…

トーマの心臓

初めて読んだ。この人物の、今のこの心境であるならば「これ以外あり得ない」と思えるセリフの応酬と、そうやって感情移入できる状況の描写、絵の表現力が圧倒的で、やはり名作として長年読まれ続ける作品は違うな、と思いました。他には、最初にトーマ君が…

自分の中に家を持て──3月のライオンが素晴らしかった

『3月のライオン』4巻が素晴らしい、という評価を聞いていたのでいてもたってもいられずに買ってきて読んだら……1巻も2巻も3巻も最高じゃないか!! どの巻も最高すぎて、思わず泣いたり胸が熱くなったりしました。すげぇ! いやでもやっぱり一番さいこうなのは…

ダメだけど ドジだけど 切なくて 優しくて 人間ってこんなにも愛おしい!〜ガキの頃から〜 一色まこと短編集

ダメだけど〜というのは帯から引用しました。『〜ガキの頃から〜 一色まこと短編集』は、『花田少年史』『ピアノの森』の一色まこと先生による、「人間賛歌」の言葉がふさわしい傑作短編集でした。いやーほんとに、どの短編も色々な「人間関係」を書いている…

何も起こらないという奇跡──ゆゆ式

ツイッターでみんなが読んでいて、面白い面白いとわいわいしていたので思わず買ってきてしまいましたよ。この『ゆゆ式』言ってしまえば「女子高を舞台にした女の子達の萌え系四コマ」という最近世間に溢れかえっているように感じられるお話の一つなのですが…

鶴田謙二の描くエマノンは、ちょうさいこう!

本屋でうろうろしていたら、『さすらいエマノン』をみつけた。1200円かー、ちょっと高いなぁと思って、買おうかそれともここはスルーしようかしばらく迷う。が、迷うぐらいなら買ってしまえ! えいや! とそのままレジに持って行ったんですが、やっぱり…

家政婦が黙殺

本日2月23日には篠房六郎先生の漫画が、『新装版 家政婦が黙殺』と『百舌谷さん逆上する』と何と二作品も同時に発売されましたのでテンションが上がりましたよ。この『新装版 家政婦が黙殺』は新装版と言う事ですが、今回初めて読みました。エログロヤクザヤ…

世界は美しいと気がついていく──あまんちゅ!

ああ、これは凄い。世界があまりにも美しいことにびっくりして、読んでいて思わず泣いてしまった。前作ARIAは火星都市「ネオ・ヴェネツィア」を舞台にした美しい物語だったけれど、今回は、SF要素一切なし。田舎の町を舞台にして、それでも世界は美しいし、…

ひらめきはつめちゃんを読んで風呂でおぼれそうになった。

ひらめきはつめちゃんをげらげら笑いながら読んだ。これはヤバイ。お風呂で読んでいたら、笑いすぎて溺れそうになった。ほんとに。何でこんなに笑えるのかなあ、って考えたときに、笑いに関して、とある科学の実験所でおこなわれた、こんな実験を思い出しま…

現実も怖いけど、非現実にもパンチ力があるし……──アイアムアヒーロー

アイアムアヒーロー 1 (ビッグコミックス)作者: 花沢健吾出版社/メーカー: 小学館発売日: 2009/08/28メディア: コミック購入: 15人 クリック: 2,267回この商品を含むブログ (206件) を見るアイアムアヒーロー 2 (ビッグコミックス)作者: 花沢健吾出版社/メー…

キルミーベイベー、ナチュラルにヒドい関係性が面白い

キルミーベイベー (1) (まんがタイムKRコミックス)作者: カヅホ出版社/メーカー: 芳文社発売日: 2009/01/27メディア: コミック購入: 7人 クリック: 71回この商品を含むブログ (104件) を見るキルミーベイベー (2) (まんがタイムKRコミックス)作者: カヅホ出…

『勇気』とは『怖さ』を知ることッ!──惑星のさみだれ6巻

惑星のさみだれ 6 (ヤングキングコミックス)作者: 水上悟志出版社/メーカー: 少年画報社発売日: 2008/10/29メディア: コミック購入: 20人 クリック: 49回この商品を含むブログ (94件) を見る 今さらこうやって発売されてから時間も結構立ってしまっている作…

かっこいいだけではかっこ悪い──惑星のさみだれ8巻

惑星のさみだれ 8 (ヤングキングコミックス)作者: 水上悟志出版社/メーカー: 少年画報社発売日: 2009/11/10メディア: コミック購入: 16人 クリック: 250回この商品を含むブログ (80件) を見る いやほんと面白いですねこれ。一巻ずつ読んで感想書くとか言って…

努力と才能──「サイコスタッフ」を読んだよ。

サイコスタッフ (まんがタイムKRコミックス)作者: 水上悟志出版社/メーカー: 芳文社発売日: 2007/10/27メディア: コミック購入: 12人 クリック: 144回この商品を含むブログ (76件) を見る サイコスタッフとは 「サイコスタッフ」とは、「戦国妖狐」「惑星の…

キャラが立つってどーいうことだろ?──惑星のさみだれの女の子が可愛すぎて死ぬ

惑星のさみだれ 4 (ヤングキングコミックス)作者: 水上悟志出版社/メーカー: 少年画報社発売日: 2007/10/26メディア: コミック購入: 17人 クリック: 33回この商品を含むブログ (97件) を見る 面白すぎて四巻読み終わった後何か書くこともなく五巻読み終わっ…

役者は揃った──惑星のさみだれ三巻を読んだよ。

惑星のさみだれ 3 (ヤングキングコミックス)作者: 水上悟志出版社/メーカー: 少年画報社発売日: 2007/05/28メディア: コミック購入: 16人 クリック: 50回この商品を含むブログ (93件) を見る ゲーム的なシステム とてもゲーム的な世界観…というよりかは、ゲ…

王道を逆立ちして歩く

惑星のさみだれ 1 (ヤングキングコミックス)作者: 水上悟志出版社/メーカー: 少年画報社発売日: 2006/01/27メディア: コミック購入: 26人 クリック: 275回この商品を含むブログ (206件) を見る 『惑星のさみだれ』一巻の感想を書いた時に、どうもこの作品、…

大人と子供の境界線はどこ?──惑星のさみだれ二巻を読んだよ

惑星のさみだれ 2 (ヤングキングコミックス)作者: 水上悟志出版社/メーカー: 少年画報社発売日: 2006/09/27メディア: コミック購入: 16人 クリック: 51回この商品を含むブログ (108件) を見る 一巻でよく話がまとまっている。「イヌの騎士」という副題が示す…

王道とは何だろう──惑星のさみだれ一巻を読んだよ

惑星のさみだれ 1 (ヤングキングコミックス)作者: 水上悟志出版社/メーカー: 少年画報社発売日: 2006/01/27メディア: コミック購入: 26人 クリック: 275回この商品を含むブログ (206件) を見る 久しぶりに新しく漫画を買った。「惑星のさみだれ」というのが…

「わっしょい!わじマニア」がイジメられてるから擁護する。

わっしょい!わじマニア (ジャンプコミックス)作者: わじまさとし出版社/メーカー: 集英社発売日: 2010/01/04メディア: コミック クリック: 8回この商品を含むブログ (3件) を見る わっしょい!わじマニアとは、ジャンプに彗星のごとく現れた一話完結型のギャ…

個人的には今一番面白いファンタジー漫画──「マギ」1巻、2巻が発売!!

マギ 1 (少年サンデーコミックス)作者: 大高忍出版社/メーカー: 小学館発売日: 2009/12/18メディア: コミック購入: 6人 クリック: 179回この商品を含むブログ (89件) を見るマギ 2 (少年サンデーコミックス)作者: 大高忍出版社/メーカー: 小学館発売日: 2009…