基本読書

基本的に読書のこととか書く日記ブログです。

2008-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ねじの回転 恩田陸

SF

不一致。再生を中断せよ。 あらすじ 2・26事件の主催者達が未来人たちの手によって、二度目の人生を生かされる。といっても、2・26事件のやり直しにすぎないそのやり直しの中で、何を得るのか。 感想 ネタばれ無おー結構面白いねー。特に時間移動物っ…

ラッシュライフ 伊坂幸太郎

あらすじ 神様、神様を解体するもの、泥棒×2、くっついてまたばらばらになる死体、無職、金でなんでも買えると信じている男、買われた女、神を信じる男、強盗する老夫婦 全員が全員、ビリヤードのたまのようにぶつかりあって、それぞれのポケットにおさまっ…

故郷から10000光年 ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア

SF

光年は時間じゃない・・・!距離だ・・・! あらすじ 短編が 15個も 入ってる! 感想 ネタバレ無 前回読んだ老いたる霊長類の星への賛歌、は正直いって読みづらかった作品であったが、こっちは短いものが多い事と、わかりやすい作品が多い事もあって楽であっ…

連射王 上下 川上稔

終わりのクロニクルで有名な川上稔のハードカバー本 あらすじ 何事に対しても本気になれない主人公は自分が何かに対して本気になれるのかを疑問に思っていた。しかしとある人物との出会いから、方向づけがなされる。その方向とは、シューティングゲームであ…

零崎曲識の人間人間 西尾維新

零崎を始めるのも悪くない。 あらすじ 戯言シリーズではあまり語られることのなかった零崎一族の主要人物について語られる零崎一族シリーズ。今回は3巻目、零崎曲識の話である。 感想 ネタバレ無 西尾維新の本領発揮というところか。刀語を通して何か引っ張…

老いたる霊長類の星への賛歌 ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア

SF

あらすじ たんぺんが 7つ 入ってる汝が半数染色体の心。 エトセトラ、エトセトラ。煙は永遠にたちのぼって。一瞬のいのちの味わい。ヒューストン、ヒューストン、聞こえるか?。ネズミに残酷なことのできない心理学者。 すべてのひとふたたび生まるるを待つ…

四季 冬 森博嗣

うわー。やばい面白いです。 あらすじ 天才、真賀田四季はどこにも行かない。 感想 ネタバレ無 つなげすぎじゃないかな?とは思うものの、やはり面白い。天才を登場させるだけではなくて、天才を書こうとしたところが素直に凄いと感じられる。総括としての感…

四季 秋 森博嗣

あらすじ 天才、真賀田四季の生涯、と思いきや、S&Mシリーズの西之園萌絵と犀川が中心になってVシリーズの登場人物も交えての真賀田四季追跡作戦といった様相をていしてくる。 感想 ネタバレ無S&MシリーズとVシリーズの重大なネタバラシ的な要素が盛大に盛…

四季 夏 森博嗣

あらすじ 天才、真賀田四季の生涯。 感想 ネタバレ無今回もその天才がバッサバッサとお前ら全員無駄なことばっかりやってんな!と切り捨てていくわけだけれども、冒頭にプラトンの愛に関する解釈を持ってきたところからも、夏は恋愛色が強い。すべてがFにな…

四季 春 森博嗣

あらすじ 天才、真賀田四季の少女時代を書くミステリー。 感想 ネタバレ無相変わらず森博嗣の書く本は安定して面白い。どれを読んでも、まず満足いくものになっているだろう。読んでいなかったのに特に理由はないけれど、文字数が少ないから敬遠していたとい…

すべてのまぼろしはキンタナ・ローの海に消えた ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア

SF

なんだか不思議な感じ あらすじ メキシコのキンタナ・ローを舞台にした奇妙な小説 感想 ネタバレ無 全部読んだけど、正直いって理解できたかというとよくわからない・・・。というか、これは本当に架空の話なのかどうかすらもわからない。ドラマとしかいいよ…

輝くもの天より堕ち ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア

SF

あらすじ 地球人類がヒューマンという名で宇宙の一種族となった未来。舞台は銀河系のはずれにあるダミエムという小さな惑星。そこに住んでいるのは土着の少数のダミエム人と、彼らの安全を図るのを職務としている三人のヒューマンの保護管だけ。ふだんはあま…

シッダールタ ヘルマン・ヘッセ

あらすじ シッダールタが悟りを得るまでの話。 感想 ネタバレ無 今まで読んでなかった事が悔やまれる。 読む時期に意味があるとは思えないが、もっと若い時に読んでいたらどうだっただろうと考える。多分今とそう変わってないだろうが、同じような事を考えて…

ゲーム・プレイヤー イアン・M・バンクス

SF

あらすじ ゲーム大好きなやつが、すべてをゲームで決めるというゲーム帝国に乗り込んでひたすらゲームする話(適当!) 感想 ネタバレ無なんかやたら前半が読むのをやめるほどではないが、面白くなかったが・・・。 後半というよりある一点から面白くなった…

フィッシュストーリー 伊坂幸太郎

この一冊を読んだことによって、既刊の伊坂幸太郎作品はすべて読んだことになった。悲しい話である。と書いているうちに、そういやこの前出たゴールデンスランパーは読んでなかったな、と思いだした。おれの幸せはまだ持続中である。 あらすじ たんぺんがい…

星の王子さま サンテグジュペリ

SF

思わずカテゴリをSFにしてしまった。 まぁ間違いではない。 そもそも小説ですらない。 絵本だし・・・。ストーリーがあるというよりも、小さな教訓本である。ストーリーはないよ・・・。 あらすじ なんかどっかの星から地球にきたのと飛行機から墜落したひと…

ロミオとロミオは永遠に 恩田陸

SF

あらすじ アキラとシゲルが色んな試練をくぐりぬけるはなし。 感想 ネタバレ無 なんだか、ハンター×ハンターとバトルロイヤルと大脱走を掛け合わせたような不思議な作品だった。また、タイトルの意味は全くわからなかった。作者もわかっていないものをどうや…

死神の精度 伊坂幸太郎

あらすじ 仕事をすると雨が降る死神の話。 感想 ネタバレ無というか、どっかで読んだことあるような設定だなと思ったら、あれだよあれ。なんだっけ、ライトノベル・・・・。死神のバラッドだ。 あれと同じ設定だわさね。死神のバラッドがどういう話だったか…

アヒルと鴨のコインロッカー 伊坂幸太郎

怒涛の伊坂ラッシュ。 あとちょっとで終わる。 あらすじ 引っ越した隣に住んでいた男に、突然一緒に本屋を襲わないか、と持ちかけられた主人公 いったいどうなってしまうのか。 感想 ネタバレ無今回は、主要キャラにいつものぶっ飛んだキャラがいなかったな…

重力ピエロ 伊坂幸太郎

やばいやばい。 もう読んでから一週間以上たってる。 読んでからすぐに感想を書かないってのが一番いけない事だよ。 読んだ時の感想なんて、一瞬のものであって、読むタイミングとか全てが重なってその感想になったというのに、その時に書かなかったら何の意…

砂漠 伊坂幸太郎

不覚にも泣いた・・・。なんだこれ・・・。自分の中では、そんなに伊坂幸太郎読んでいるわけではないから、かなり不定だけど、一番良かったかな・・・・。 あらすじ 「大学の一年間なんてあっという間だ」 入学、一人暮らし、新しい友人、麻雀、合コン・・・・・。 …

オーデュボンの祈り 伊坂幸太郎

あ、これ面白い。 あらすじ 思わずコンビニ強盗をしようとした伊藤は、昔の同級生、城山に逮捕されてしまう。だが、護送中に車が事故に会い、その隙に逃げたした結果、現代において鎖国を続けている特異な島、荻島に連れて行かれる事になる。 感想 ネタバレ…

グラスホッパー 伊坂幸太郎

あらすじ あっちには殺し屋 こっちには自殺屋 そっちには押し屋。 感想 ネタバレ無分類不能な殺し屋小説の誕生! と帯に書いてあるが、全くもってその通りだ。 殺し屋小説としかいいようがないこれと似たような話を、昔自分で考えた事がある。 自分で書こう…

魔王 伊坂幸太郎

あらすじ 容赦の無い演説と某宮崎県知事を彷彿とさせる断固無き意思を示す政治家、犬養。 突然自分の思ったことを他人に喋らせる事が出来るようになった安藤。 犬養は人々を煽動し、パワーを生み出す。それにただ一人で対抗する安藤。でたらめでもいいから、…

ネクロポリス上下 恩田陸

初☆恩田陸あらすじ 死者が立ち寄る町、アナザー・ヒル。お客さんと呼ばれる死者。特殊な地ゆえに周りからは敬遠される。そんな場所に主人公は、初めて行く事になる。 感想 ネタバレ無 文章は非常に読みやすい。 まぁ単純に文の量が少ないだけなのだが。文章…

ラギッド・ガール 廃園の天使2 飛浩隆

SF

あらすじ 中編が5つ入っている。「夏の硝視体」 夏の区界の大途絶が起きる前の日常を書く。「ラギッド・ガール」 数値海岸の技術がどのようにして生まれたか、その中心人物たる人間を書いた作品「クローゼット」 ラギッド・ガールの後日譚「魔術師」 なぜ、…

まほろ駅前多田便利軒 三浦しをん

あ・・・あれ?この本のジャンルはナンだろう・・・。分類分けが不可能だぞ・・・ カテゴリ分類不可って一体全体なんのこっちゃ あえて・・・分類するなら文学かな・・?あらすじ 多田便利軒 便利屋を始めてほそぼそと稼いでいた多田の元に、突然高校の頃の…

グラン・ヴァカンス 廃園の天使1 飛浩隆

SF

あらすじ ネット上には無数の架空の世界が出来上がっていた。レジャーパークとして、生身の人間の意識を投影し束の間の休息を約束する場、区界。だが、大途絶によって1000年の間区界にゲスト(生身の人間)が来る事は無くなった。その間AIはゲスト不在の世…

航空宇宙軍史 星の墓標 谷甲州

SF

あらすじ 動物の生体脳で宇宙戦闘艦を制御する、恐ろしい兵器を進化の果てに人間は生み出した。外惑星連合はオルカ戦闘部隊を作り、それに対抗するために地球側はシャチの脳を埋め込んだ。 人間達のエゴが生み出した非常な兵器開発の犠牲となった物たちの葛…

象られた力 飛浩隆

SF

あらすじ 中編が4つが入ったこの一冊。デュオ 天才ピアニストの双子には秘密がある。呪界のほとり いわゆる魔法が使えるファンタジー世界を舞台にしたお話夜と泥の 一年に一回現れる少女の幽霊の秘密とは象られた力 見えない図形とはなんなのか、世界認識を…