基本読書

基本的に読書のこととか書く日記ブログです。

2011-02-01から1ヶ月間の記事一覧

昆虫未来学―「四億年の知恵」に学ぶ

なんとなく読んだ。昆虫についてざっくりと語る。四億年前に誕生した昆虫が現在まで繁栄を続けてきた理由、そして昆虫と人間の共存社会へと繋がっていく思想がメイン。中国四千年の歴史に敵う相手などいないとバキの世界では凄い持ちあげられ方をしている中…

MORI LOG ACADEMY〈2〉1年のケーキ元旦に飽き

先日誕生日だった。別にそれだけならここに書くことでもないのだが森博嗣先生の『MORI LOG ACADEMY』シリーズを全部セットでプレゼントしていただいた。大変嬉しかった。どうもありがとうございます(ここを読んでいるだろうと期待して)。そして読んだ。や…

宇宙飛行士オモン・ラー

不思議な小説だった。読む前の想像は特になく、「まあ宇宙飛行士にあこがれて、苦難を乗り越えて、なって、何事かを成し遂げるっていうストーリーでしょ」と思っていたがあっていたのは最初の「宇宙飛行士にあこがれる」という部分だけだった。ソヴィエト時…

マグネシウム文明論 石油に代わる新エネルギー資源

マグネシウム文明論の「文明論」の部分はいったい何が言いたいのかよくわからないが「石油に代わる新エネルギーとしてのマグネシウム」について、その実用可能性を語った一冊。これが大変面白い。というか凄い。あんまり凄すぎると「ほんとかあ?」と疑いた…

キュレーションの時代 「つながり」の情報革命が始まる

佐々木俊尚氏によるここまでの情報社会の流れをまとめましたーといった感じ。大変わかりやすくまとめられていて面白かった。「なんか最近の情報関連のことを知りたいんだけど」と訊かれたら「はい」と即座に手渡してもいいぐらいにはオススメ。キュレーショ…

巨大翼竜は飛べたのか−スケールと行動の動物学

わくわくしながら読んだ。たいへん面白いと思います。最近だと『辺境生物探訪記 生命の本質を求めて』なんかも凄く面白かった。やっぱり生物を相手に各地へ飛んでいく人たちは(南極や無人島などに本書の著者も行く)環境がすぐに変わるし、予測不可能なこと…

素直になること

森博嗣先生の『自分探しと楽しさについて』について書いた時に『本書が言っているのはたぶん、「素直に生きよう」ということではないか。』とまとめてしまった。なんだか唐突だったような気がするので、もう少し詳しく書きたい。だいたい僕のブログは特に何…

カラシニコフ自伝 世界一有名な銃を創った男

AK47と聞いていったいどれぐらいの割合の日本人がそれを自動小銃だと知っているのかはわかりませんが、「有名」なことは確かだと思う。僕はと言えば戦争物の小説もよく読むし、自伝も読むし、一時期FPSゲームにハマっていた時は命中精度には少し難がある…

街場のマンガ論

内田樹先生のマンガについて語ったブログ記事を抜き出して再構成した一冊。ブログ本でほとんど全部読んだことがあるとはいえやはり、こうして一連の流れの中で色々と読めるのは面白い。たぶん結構直しているしね。内容はブログ本だからばらばらで特に語るつ…

世界史をつくった海賊

海賊。ワンピース、パイレーツオブカリビアンで半ばヒーローのように書かれるこの存在が、なぜそのようにヒーローとして描かれるのか。その社会背景が面白い。本書は主に「16世紀イギリスにおける海賊の役割」について書かれている。海賊のことなんかさっぱ…

当然というかなんというかエロゲーも苦境みたいだね

人類は衰退しましたの6巻が発売されました(ぱちぱちぱちぱち)。実に一年以上ぶりです。しかも、なんと田中ロミオ先生初のアニメ化企画進行中でございます(ぱちぱちぱちぱち)。たしか一巻のあとがきで、ドラもんやらちびまる子ちゃんのように延々と続くよ…

自分探しと楽しさについて

小説をもう働く必要もないぐらいいっぱい売っている森博嗣先生の集英社新書新刊が本屋に並んでいたので思わず買ってしまった。てっきり前回の三部作で終わりだと思っていたのだが、もう一冊出すことにしたようで。いそいそと買って読んだ。題名通りそのまま…

シュルレアリスム―終わりなき革命

病み上がりで体力があまりないのでリハビリ代わりに適当に書いて短く終わらせる。「シュルレアリスム」や「シュール」といった言葉をよく聞くけれど、いったいどういう意味なのかよくわからなかったのでこの『シュルレアリスム―終わりなき革命』を読んでみま…

人間小唄

あらすじ 俺の精神を踏みにじったあの作家だけは許さない。作家を拉致監禁し、「短歌を作る」「ラーメンと餃子の店を開店し人気店にする」「暗殺」のどれか一つを強要した俺。だが、事態は思わぬ方向へ--。希代の作家が描き尽くす史上最低のバトル! daenさ…

ライトジーンの遺産

体内の臓器崩壊現象が頻発する未来社会。かつて人工臓器市場を独占していた巨大メーカー・ライトジーン社なき今、臓器をめぐる奇怪な現象や犯罪が続発していた。都会の片隅で自由に暮らし、本とウィスキーを愛する菊月虹は、ライトジーン社が遺した人造人間…

英語と日本語のあいだ

さいきん英語を勉強する気がまったくないのにも関わらず英語学習やらなんやらについて書いた本をもそもそと読んでいます。この本もその過程で読みました。現在のコミュニケーション英語を重視する風潮へ、「日本人英語学習者はいかようにして英語を学習する…

モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか

おもしろかったー。新しい時代の「モチベーションの保ち方」。モチベーション1.0では、人は生存のための行動を自発的に行う。ご飯が食べたくて狩りをしたり、セックスをしたがって配偶者を探したり。モチベーション2.0は報酬と処罰が効果的だと考え、「より…

誰も教えてくれない人を動かす文章術

文章は何のために書くのか? この答えは様々にあるかと思いますが、本書で設定している答えは、これです。 文章は、人を動かすために書く! 文章力とは、この世を生きる力であるで超話題になっていたので読んだ。内容自体はリンク先がとても良いまとめになっ…

日の名残り

これから僕は「執事とは何か」と聞かれたらこの『日の名残り』をスっと差し出そう。しかし「執事とは何か」と聞かれることが僕の残りの人生で一度でもあるとはとても思えない。だから「執事とは何か」と聞かれなくても「おもしろい小説ない?」と聞かれたら…

戦闘破壊学園ダンゲロス

久しぶりに寝る間も惜しんで読んでしまった。「こういう作品を待っていたんだ!」と読み終えた時は感動もひとしおでした。というか実際に時間的にも待っていたんですけどね。著者は『完全教祖マニュアル』や『よいこの君主論』の架神恭介さんで、彼のHPThe …

『英語達人塾』と『英語達人列伝』

ツイッターで茂木健一郎せんせーがこの二冊のうちのどちらかを褒めていたらしく、なんとなく読んでみた。どちらを褒めていたのかはわからないけれど、どちらも良書だと思う。『英語達人塾』の方はそのまんま、過去における日本の英語達人たちから、「英語の…

『トロン:レガシー』を見たよ!

あらすじ: デジタル業界のカリスマ、ケヴィン・フリン(ジェフ・ブリッジス)が謎の失踪(しっそう)を遂げてから20年たったある日、27歳に成長した息子サム(ギャレット・ヘドランド)に父ケヴィンからのメッセージが届く。サムは、父ケヴィンの消息を追っ…