基本読書

基本的に読書のこととか書く日記ブログです。

2011-03-01から1ヶ月間の記事一覧

花物語

おうおうこれは面白い。化物語セカンドシーズン、絶好調で驀進していますね。阿良々木君が女の子に関わり、その結果として阿良々木君があーなったりこーなったり成長っぽくしていったりしていったのがファーストシーズンだとすれば、セカンドシーズンとはそ…

日記を書くという試み

日記を書いてみましょうか。どうも最近、長々と一冊についてだけ書くのは違和感があってたまらんのです。シンプルに理由を述べると面白くないからかな。常にもうちょっとマシなことが書けたらと思う僕です。まあ、日記を書いてみましょうか、とか言いながら…

ツチヤ教授の哲学講義―哲学で何がわかるか?

本屋で何か適当に読みたい本を探していて、森博嗣の『イナイ×イナイ』か『キラレ×キラレ』を買おうかなと思っていたのだけど(表紙がめっちゃ好みで飾っておきたい本なのだ)、土屋先生の『ツチヤ教授の哲学講義―哲学で何がわかるか?』が文庫新刊のところに…

Steins;Gate (シュタインズ・ゲート)

アドベンチャーゲーム。大変面白かったです。ノベルゲーは没入感が違うな、と思います。小説だと想像で補わなければいけないものが多すぎる上に、人によっては文字だけを追って物語を楽しむこともあるのですけれど、絵があって声があって背景まで用意しても…

ダンゴムシに心はあるのか

なかなか刺激的な一冊。「はじめに」で「第二章を読み終えるころには、皆さんの多くが、「ダンゴムシには心がある」と、わだかまりもなく口に出せるようになると思います」などと書いてみせるあたりで、僕はすでにちょっと好きになった。そして読んでみれば…

はじめまして数学

これはいい……。凄くいい……。最近、数学や科学をもう少し常識程度に知っておかねばならないだろうと一人勝手に考えていて、この『はじめまして数学』を読み始めたのですが、これはシンプルに読み物として面白く、また子供から大人まで広く楽しめるように書か…

キラ☆キラ

ノベルゲーム。Iphoneアプリで今回の震災の為に、2200円のところを450円に値下げし、その売り上げを寄付するというので特に明確な意志の元「やろう」と思ったのではなく、とりあえず買ってみたのです。が、試しに触りだけやってみようかな、と思いやってみた…

パニッシュメント

いやはや。表紙にはかわいい女の子が二人いて、一人の男の子がその真ん中にいる、まあよくある三角関係物かと思いきや。どす黒い。逃げ場のなくなった人間が、制御不能でがんじがらめになってもうどうすればえーねん、っていう感じの、なんかどうしようもな…

伊藤計劃記録:第弐位相

もう二年か、と思いつつ。内容自体は半分以上が伊藤計劃:第弐位相のブログなのでこの本について言う事は特にないのですが。これも一種のブログ本と言えましょう。ただテーマごとにまとめて読みやすくするブログ本とは違い、性質はまったく違うのですが。ブ…

失われた「医療先進国」

救急患者が病院をたらいまわしにされるというニュースはもう日常の一風景になってしまったかのような現代日本ですがその原因はどこにあるのか、どうやったら解消されるのかをわかりやすくといた一冊で非常にしっくりきました。よくよく考えたら僕も「たらい…

どうして羽生さんだけが、そんなに強いんですか?―現代将棋と進化の物語

将棋の世界というのは、傍から見ていてもめちゃくちゃ面白いものがあるので僕もそんなに多くはないのだけれども、将棋についての本を読んでいます。将棋についてというよりかは、棋士についての本かな。なにしろ僕は恥ずかしながら駒の動かし方すらよくわか…

オタ中国人の憂鬱 怒れる中国人を脱力させる日本の萌え力

中国の方のオタク的な反応をまとめている「日中文化交流」と書いてオタ活動と読むを書籍化したもの。何度かはてぶがついたりしていて読んだことがあったのですが、まとめてテーマ別に読めるのはやっぱり嬉しいですね。しかも合間にはさまる著者の百元籠羊さ…

SF文学

ジャック・ボドゥ氏による海外のSFガイド。わざわざ「海外の」とつけたのは、そのまま文字通り日本のSFがいっそ奇妙に感じられるほどにいい落とされているからであって、日本のSFにつかっている僕からすれば実に不思議な光景である。この本が書かれた時期が…

ねにもつタイプ

翻訳家の岸本佐知子さんによるエッセイ集。最近はエッセイっていいな、と改めて気が付いているところです。まず気楽さが良い。どんなことでも、日常を切りとって書くことが出来ます。非常に身近です。厳密でなくてもいいし、無駄なこと大歓迎、といった感じ…

アフリカ―資本主義最後のフロンティア

地震で大変なことになっています。本書『アフリカ―資本主義最後のフロンティア』はNHKで放映した番組の取材班によって書かれた一冊のようです。アフリカの各地、エチオピア、ウガンダ、ケニア、ジンバブエ、などなどに実際に赴き、長期にわたってのインタビ…

やらなければいけないが、あんまりやりたくないことがあったら

どうすればいいのか考えていたが、今ふと思いついたのでメモ代わりに書いておこう。いつでも、そのやらなければいけない作業を始められるように、せめてそこまでは辿り着いておくことだ。僕がぱっと思いついた一番簡単な例え方をすると、小説家が小説を書か…

生贄のジレンマ

小説。読み始めたらそこからはもう一気に止まらずに、最後まで読み終えた。上中下と三冊もあるのにね! 著者の土橋さんの作品、僕は格段「大好き!」というわけではないけれど、このぐいぐいと読み進めてしまう展開の妙はいつ読んでもほれぼれする。特に本書…

デザインの骨格

凄まじい。世界の見方を新たに一つ与えてもらったような、それぐらいの衝撃を受けた。デザインとは一つの思想なのだと思う。本書はデザイナーである山中俊治さんのブログ(山中俊治の「デザインの骨格」)をまとめた物。読み始めるまでにこれがブログ本だと…

天才が語る サヴァン、アスペルガー、共感覚の世界

これは楽しい。書名から内容は「サヴァンやアスペルガーの中でも特殊な能力を持った人たちへのインタビューをまとめたものかな?」と思っていたのですが、結構違いました。現代派Embracing the Wide Sky A Tour Acrossでエミリー・ディキンソン「頭のなかは…

今こそルソーを読み直す

たまにはこういうものも読む。ルソー読んだことないので理解はかなりあやふや。そういう人間にもわかりやすい、ルソー論。入門書、というほど解説していない。著者の仲正昌樹さんが重要だと思い、なおかつそれを現代の政治哲学的なテーマにあてはめて読解し…

ダ・ヴィンチの四月号に西尾維新のインタビューが載ってた

タイトルのまんま。ダ・ヴィンチの四月号に西尾維新の化物語シリーズについてのロングインタビューが載ってました。VOFANさんへのQ&Aや新房昭之監督へのインタビュー、さらには西尾維新と海堂尊の対談まで。西尾維新盛りだくさんな内容だったのでついつい買…

なぜ、はたらくのか―94歳・女性理容師の遺言

帯にはビートたけしの文章で「うるさいバァさんの説教がたまに聞きたくなるんだよね」とあるが本当にそんなような内容。つまり、説教である。15歳から94歳まで、ほとんど毎日休まずに働き続けてきた、というその人生経験から来る豊富なアドバイスが、本書に…

コップクラフト

Amazonより ティラナ・エクセディリカ。異世界から来た見習い騎士。常識不足、白皙の美少女。 ケイ・マトバ。サンテレサ市警の敏腕刑事。猫アレルギーの不器用な男。 超空間ゲートで異世界とつながった都市サンテレサで、二人に命じられた合同捜査。 ことあ…

ゆるく考えよう 人生を100倍ラクにする思考法

いいことをいうなあ。と思いながら読んだ。Chikirinの日記で有名なちきりんさんの、ブログをまとめて加筆したり修正したりした一冊。試しにブログを読んでみたらどうだろうか。どうすれば人生を楽しく生きられるのかについて書いている。基本的に発想を変え…

モリログアカデミーをモリモリ読んでいる

二巻を読んだ後三巻を読んで四巻も読んで今五巻を読んでいる。ちょっと読みすぎ。ずっと読んでいるので文体も森博嗣っぽくなってしまっている。かなり気持ち悪い。ブログの話題も森博嗣ばっかりで気持ち悪い。気持ち悪すぎるのでいったんMLAシリーズを読むの…